「一人暮らしを始めるけど、家電って何をそろえればいいの?」「全部買うとお金がかかりすぎるし、本当に必要なものだけ知りたい…」
新生活の準備で、多くの人が最初に悩むのが家電選びです。家電は一度買うと長く使うものなので、勢いで買いそろえると「使わなかった」「サイズが合わなかった」と後悔しがちです。
この記事では、一人暮らしに本当に必要な家電15選を優先順位つきで紹介し、それぞれの予算の目安や失敗しない選び方、初期費用を抑えるコツまで分かりやすく解説します。これから一人暮らしを始める方は、ぜひ買い物リストとして活用してください。
この記事でわかること
- 一人暮らしに必要な家電15選と優先順位
- 家電ごとの予算の目安と選び方のポイント
- 最初は買わなくていい家電
- 初期費用を抑える4つの方法
一人暮らしの家電は「優先順位」で考えるのが正解
一人暮らしの家電選びで大切なのは、「最初から全部そろえようとしないこと」です。引っ越し直後は何かと出費がかさむため、生活に欠かせないものから順番にそろえていくのが賢い方法です。
この記事では、家電を次の3つのランクに分けて紹介します。
- ランクS(必須):引っ越し当日〜1週間以内にないと生活が困るもの
- ランクA(あると便利):生活に慣れてから1か月以内にそろえたいもの
- ランクB(余裕があれば):暮らしを快適にするが、なくても生活できるもの
まずはランクSの家電を確保し、残りは実際に暮らしてみて「必要だ」と感じたものから買い足していきましょう。
一人暮らしに必要な家電15選と予算の目安(一覧表)
まずは全体像を一覧で確認しましょう。価格は新品で一人暮らし向けの一般的なモデルを選んだ場合の目安です。
| ランク | 家電 | 予算の目安 |
|---|---|---|
| S | 1. 冷蔵庫 | 3万〜5万円 |
| S | 2. 洗濯機 | 3万〜5万円 |
| S | 3. 電子レンジ | 1万〜2万円 |
| S | 4. 照明器具 | 3千〜1万円 |
| S | 5. エアコン(備え付けがない場合) | 6万〜10万円(工事費込み) |
| A | 6. 炊飯器 | 5千〜1.5万円 |
| A | 7. 掃除機 | 1万〜3万円 |
| A | 8. 電気ケトル | 3千〜5千円 |
| A | 9. ドライヤー | 3千〜1万円 |
| A | 10. サーキュレーター | 3千〜1万円 |
| B | 11. オーブントースター | 3千〜1万円 |
| B | 12. 衣類スチーマー | 5千〜1万円 |
| B | 13. テレビ・モニター | 2万〜5万円 |
| B | 14. ロボット掃除機 | 2万〜5万円 |
| B | 15. 空気清浄機 | 1万〜3万円 |
ランクSの家電だけなら、エアコンを除いて約8万〜13万円が目安です。ここからは、それぞれの家電について必要な理由と選び方のポイントを解説します。
家電をまとめてそろえるなら、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジがセットになった商品を使うと、個別に買うより割安になることがあります。配送と設置もまとめて依頼できます。
【ランクS】引っ越し直後から必須の家電5選
1. 冷蔵庫
食材や飲み物を保存する冷蔵庫は、一人暮らしの必需品です。自炊をしない人でも、飲み物や作り置き、冷凍食品を保存するために欠かせません。
選び方のポイントは容量です。一人暮らしなら150L前後がひとつの目安。自炊をよくする人や、まとめ買い・冷凍保存をしたい人は、200L前後を選ぶと余裕が生まれます。100L以下の小型モデルは安いものの、冷凍室が小さく「すぐいっぱいになる」と後悔しやすいので注意しましょう。詳しくは冷蔵庫の選び方完全ガイド|家族の人数別おすすめ容量と失敗しないコツで解説しています。
2. 洗濯機
コインランドリーを使う選択肢もありますが、毎回の手間と費用を考えると、自宅に洗濯機があるほうが圧倒的にラクです。
一人暮らしなら容量5〜6kgの縦型洗濯機が主流です。シーツや毛布も洗いたい場合は7kg程度あると安心。購入前には必ず、洗濯機置き場(防水パン)のサイズと、玄関や廊下の搬入経路の幅を測っておきましょう。乾燥機能まで欲しい方は、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機はどっちがいい?も参考にしてください。
3. 電子レンジ
お弁当や冷凍食品の温め、作り置きの再加熱など、一人暮らしの食生活を支えるのが電子レンジです。温めがメインなら、シンプルな単機能レンジで十分。お菓子作りやグラタンなどの料理もしたい人は、オーブン機能付きのオーブンレンジを選ぶと、トースターを買わずに済む場合もあります。
なお、東日本と西日本で電源の周波数が異なるため、「ヘルツフリー」対応のモデルを選んでおくと、引っ越しの際も安心です。
4. 照明器具
意外と見落としがちなのが照明です。賃貸物件では、部屋の照明が備え付けられていないケースが少なくありません。入居日の夜に真っ暗…とならないよう、内見時や契約時に必ず確認しておきましょう。
選ぶなら、電気代が安く長持ちするLEDシーリングライトがおすすめ。リモコンで明るさや色味を調整できるタイプなら、くつろぎたい時間帯には暖かい色に切り替えられて便利です。
照明にはもうひとつ選択肢があります。シーリングライトにプロジェクターとスピーカーを内蔵したタイプなら、テレビを置かずに大画面を使えます。工事不要で賃貸でも使えるアラジンの照明一体型プロジェクターで、必要な条件をまとめています。
5. エアコン(備え付けがない場合)
最近の賃貸物件はエアコン付きが多いですが、備え付けがない場合は最優先で用意しましょう。夏の熱中症対策や冬の寒さ対策として、健康を守るためにも欠かせない家電です。
一人暮らしの部屋なら6畳用が基本ですが、日当たりが強い部屋や、木造の場合はワンランク上の畳数を選ぶと効きがよくなります。取り付け工事が必要なので、購入と同時に工事日を予約しておきましょう。夏前の繁忙期は工事まで数週間待つこともあります。
【ランクA】生活に慣れたらそろえたい家電5選
6. 炊飯器
自炊をする人、特にお米をよく食べる人には欠かせない家電です。一人暮らしなら3合炊きで十分。まとめて炊いて冷凍しておけば、毎日炊く手間も省けます。パックご飯で済ませる人や、ほとんど自炊しない人は、後回しにしても問題ありません。選び方は炊飯器の選び方|圧力IH・IH・マイコンの違いで紹介しています。
7. 掃除機
床のホコリや髪の毛は、想像以上にすぐたまります。一人暮らしなら、軽くて取り回しのよいコードレスのスティック掃除機がおすすめ。壁に立てかけて収納できるので、狭い部屋でも場所を取りません。フローリング中心の部屋なら、フロアワイパーと併用するのもよいでしょう。詳しくはコードレス掃除機おすすめの選び方をご覧ください。
8. 電気ケトル
コーヒーやお茶、カップ麺、スープなど、少量のお湯をすぐに沸かせる電気ケトルは、一人暮らしで大活躍します。容量0.8〜1L程度のもので十分です。コンロでやかんを使うより手軽で、朝の忙しい時間にも重宝します。電気ポットとの違いは電気ケトルと電気ポットはどっちがお得?で比較しています。
9. ドライヤー
髪の長さにかかわらず、濡れた髪を自然乾燥させると傷みやすくなります。実家で使っていた人は、引っ越し前に忘れず準備しましょう。風量が大きいモデルを選ぶと、乾かす時間が短くなって毎日の時短になります。
10. サーキュレーター
サーキュレーターは、部屋の空気を循環させる家電です。エアコンと併用すると冷暖房の効率が上がり、電気代の節約につながります。さらに、部屋干しした洗濯物に風を当てれば乾きが早くなるので、部屋干しが多い一人暮らしにはぴったり。扇風機としても使えるので、1台あると一年中役立ちます。
【ランクB】余裕があれば暮らしが快適になる家電5選
11. オーブントースター
朝食にパンを食べる人には欠かせない家電です。トーストだけでなく、お惣菜の温め直しや簡単なグラタン作りにも使えます。オーブンレンジを持っている人は、なくても困りません。
12. 衣類スチーマー
ワイシャツやブラウスのシワを、ハンガーにかけたまま手軽に伸ばせるのが衣類スチーマーです。アイロン台が不要なので、狭い部屋でも使いやすいのが魅力。スーツで通勤する社会人には特におすすめです。
13. テレビ・モニター
最近は、動画配信サービスをスマホやパソコンで見る人が増え、「テレビは買わない」という一人暮らしも珍しくありません。大きな画面で映画やゲームを楽しみたいなら、チューナーレステレビやPCモニターという選択肢もあります。なお、テレビ放送を受信できる機器を設置するとNHKの受信契約の対象になる点も覚えておきましょう。
14. ロボット掃除機
日中は仕事や学校で家を空けることが多い人なら、ロボット掃除機があると留守中に床掃除を済ませられます。ただし、床に物が多いと十分に掃除できないなど、向き不向きがあります。詳しくはロボット掃除機はいらない?買って後悔しない選び方と向いている家庭の特徴で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
15. 空気清浄機
花粉症やハウスダストのアレルギーがある人、ペットと暮らしている人には空気清浄機がおすすめです。加湿機能付きモデルを選べば、冬の乾燥対策にもなります。アレルギーの悩みが特になければ、優先度は低めで大丈夫です。
一人暮らしで「最初は買わなくていい」家電
反対に、最初から買う必要はない家電もあります。
- 食器洗い乾燥機:一人分の食器なら手洗いでも数分で終わります。設置スペースも必要です。
- ホットプレート:友人を招く機会が多くなければ、出番は少なめです。
- 大型の暖房器具:エアコンがあれば、まずはそれで様子を見ましょう。足元が寒いなら電気毛布や小型ヒーターで十分なことも。
- ミキサー・ホームベーカリーなどの調理家電:使う頻度が分かってからでも遅くありません。
「あったら便利そう」で買った家電ほど、使わずに場所を取る原因になります。実際に暮らしてみて不便を感じたら買うというスタンスが、お金もスペースも無駄にしないコツです。
一人暮らしの家電で失敗しない選び方のコツ
購入前に「サイズ」を必ず測る
家電選びでよくある失敗が、「部屋に入らない」「置き場所に合わない」というサイズの問題です。特に冷蔵庫と洗濯機は、次の点を事前に確認しておきましょう。
- 冷蔵庫・洗濯機を置くスペースの幅・奥行き・高さ
- 洗濯機の防水パンのサイズと、蛇口の高さ
- 玄関ドア、廊下、階段など搬入経路の幅
- 冷蔵庫の扉の開く向き(右開き・左開き)と壁の位置
将来の生活の変化も考える
数年以内に引っ越しや同棲の予定がある場合は、少し大きめの容量を選んでおくと買い替えずに済むことがあります。一方で、転勤が多い人は、持ち運びやすいコンパクトなモデルを選ぶのもひとつの考え方です。
省エネ性能もチェックする
冷蔵庫やエアコンのように24時間・長時間使う家電は、省エネ性能によって毎月の電気代が変わります。本体価格だけでなく、店頭やカタログに記載されている年間消費電力量も比べて選ぶと、長い目で見てお得になります。
見た目をそろえたい場合は、ブランドで絞るという考え方もあります。無印良品なら冷蔵庫・洗濯機・炊飯器まで33製品あり、無印良品の家電で何が買えるかで買える場所ごとの違いを整理しています。
一人暮らしの家電の初期費用を抑える4つの方法
1. 新生活家電セットを利用する
家電量販店や通販サイトでは、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどをまとめた新生活向けの家電セットが販売されています。個別に買うより割安になることが多く、配送や設置もまとめて済むのがメリットです。セット購入の注意点は新生活の家電はセット購入がお得?メリット・デメリットと賢い買い方で解説しています。
2. 型落ちモデルを狙う
新モデルが発売されると、1つ前の型落ちモデルが値下がりします。基本性能に大きな差がないことも多いので、最新機能にこだわらなければ狙い目です。型落ちを狙う場合も含めて、4点だけに絞った総額の目安は「新生活の家電、総額いくら?必要な4つと予算別の選び方」で予算別の3プランにまとめています。
3. 購入時期を工夫する
家電量販店の決算期にあたる3月や9月は、セールが行われやすい時期です。ただし3月は新生活需要で配送や設置工事が混み合うため、早めに予約しておきましょう。お得な買い時は家電の買い替え時期はいつ?寿命の目安と安く買えるベストタイミングでも紹介しています。
4. リサイクルショップや譲り受けを活用する
リサイクルショップやフリマアプリ、家族・知人からの譲り受けを活用すれば、費用を大きく抑えられます。ただし、製造から年数が経った家電は故障のリスクが高く、電気代もかさみがちです。
中古や譲り受けの家電を選ぶときは、本体に貼られたラベルで製造年を確認し、比較的新しいものを選ぶようにしましょう。
よくある質問
Q. 一人暮らしの家電は合計でいくらくらいかかりますか?
A. 必須のランクSの家電(エアコンを除く)だけなら、新品で約8万〜13万円が目安です。ランクAまでそろえると、さらに3万〜7万円ほど加わります。新生活セットや型落ちモデルを活用すれば、もっと抑えることも可能です。
Q. 家電はいつ買うのがいいですか?
A. 冷蔵庫と洗濯機は、入居日に届くよう引っ越しの2〜3週間前までに注文しておくと安心です。そのほかの家電は、実際に暮らし始めてから必要に応じて買い足しましょう。
Q. 冷蔵庫と洗濯機は大きめを買ったほうがいいですか?
A. 自炊やまとめ買いをする人、洗濯物をまとめて洗いたい人は、少し大きめを選ぶと便利です。ただし、置き場所や搬入経路に入るかどうかが最優先。必ずサイズを測ってから選びましょう。
まとめ:一人暮らしの家電は必要なものから少しずつそろえよう
一人暮らしに必要な家電を、優先順位つきで紹介しました。ポイントをおさらいしましょう。
- 最優先は冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・照明・エアコンの5つ
- 炊飯器や掃除機などは、生活に慣れてから必要に応じて買い足す
- 購入前に置き場所と搬入経路のサイズを必ず測る
- 新生活セット・型落ち・セール時期を活用して初期費用を抑える
家電は、毎日の暮らしを支えてくれる大切なパートナーです。最初から完璧にそろえようとせず、自分のライフスタイルに合ったものを少しずつ選んでいけば、快適で無駄のない一人暮らしをスタートできます。この記事の一覧表を、ぜひ買い物リストとして役立ててください。
最後に、まとめ買いを検討している方向けに家電セットをもう一度掲載しておきます。
