「洗濯機を買い替えたいけど、ドラム式と縦型ってどっちがいいの?」「ドラム式は高いけど、それだけの価値はある?」
洗濯機選びで多くの人が迷うのが、ドラム式にするか、縦型にするかという問題です。どちらにも魅力がありますが、価格も使い勝手も大きく違うため、選び方を間違えると「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。
この記事では、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違い・メリット・デメリットを徹底比較し、どんな人にどちらが向いているのかを分かりやすく解説します。購入前に確認したいチェックポイントも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- ドラム式と縦型の洗い方の違い
- 8項目でわかる比較表
- それぞれのメリット・デメリット
- ライフスタイル別のおすすめと購入前のチェックポイント
【結論】ドラム式と縦型、どっちがいい?
先に結論をお伝えすると、選ぶポイントは「乾燥機能をよく使うかどうか」です。
ドラム式がおすすめな人
乾燥まで洗濯機に任せたい人、共働きで洗濯物を干す時間がない人、水道代・電気代を抑えながら乾燥機能を使いたい人
縦型がおすすめな人
洗濯物は基本的に干す人、泥汚れや皮脂汚れをしっかり落としたい人、購入費用や設置スペースを抑えたい人
ここからは、なぜこのような結論になるのかを詳しく見ていきましょう。
ドラム式と縦型の違いは「洗い方」にある
ドラム式と縦型のいちばん大きな違いは、衣類の洗い方です。
ドラム式は「たたき洗い」
ドラム式洗濯機は、横向き(または斜め)に設置されたドラムを回転させ、衣類を持ち上げては落とす「たたき洗い」で汚れを落とします。少ない水でも洗えるのが特徴で、衣類同士がこすれ合いにくいため、衣類が傷みにくいというメリットがあります。
縦型は「もみ洗い・こすり洗い」
縦型洗濯機は、洗濯槽の底にある羽根(パルセーター)を回転させて水流を起こし、たっぷりの水の中で衣類をこすり合わせる「もみ洗い」で汚れを落とします。水をたくさん使うぶん、泥汚れや皮脂汚れなどの頑固な汚れに強いのが特徴です。
ドラム式と縦型を8項目で徹底比較
ドラム式と縦型の違いを一覧表にまとめました。どちらが優れているかは、何を重視するかによって変わります。
| 比較項目 | ドラム式 | 縦型 |
|---|---|---|
| 本体価格の目安 | 高め(15万〜40万円程度) | 手ごろ(3万〜15万円程度) |
| 乾燥機能 | ◎ 得意(ふんわり仕上がる) | △ 乾燥機能付きは限られ、時間と電力がかかる |
| 洗浄力 | ○ 皮脂汚れに強い | ◎ 泥汚れにも強い |
| 水の使用量 | ◎ 少ない | △ 多い |
| 衣類の傷み | ◎ 傷みにくい | ○ やや絡まりやすい |
| 本体サイズ | △ 大きく、扉を開くスペースも必要 | ◎ コンパクト |
| 出し入れのしやすさ | ◎ かがまず出し入れできる機種も | △ 底の衣類が取り出しにくい |
| お手入れ | △ 乾燥フィルターの掃除が毎回必要 | ○ 比較的シンプル |
※価格は容量や機能によって大きく異なります。あくまで一般的な目安としてご覧ください。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
ドラム式洗濯機のメリット
- 乾燥機能が優秀:温風で衣類を回しながら乾かすため、タオルがふんわり仕上がります。「洗濯物を干す」という家事そのものをなくせるのが最大の魅力です。
- 節水性が高い:たたき洗いは少ない水で洗えるため、縦型に比べて水道代を抑えられます。
- 衣類が傷みにくい:衣類同士がこすれ合いにくく、おしゃれ着やデリケートな衣類も洗いやすいです。
- 出し入れがラク:扉が正面にあるため、深くかがんで底の衣類を取り出す必要がありません。
ドラム式洗濯機のデメリット
- 本体価格が高い:縦型に比べて購入費用が大きくなります。
- サイズが大きい:本体の奥行きがあるうえ、扉を開くスペースも必要です。設置できない住宅もあります。
- 泥汚れはやや苦手:少ない水で洗うため、泥だらけの運動着などは予洗いが必要になることがあります。
- こまめなお手入れが必要:乾燥フィルターのホコリ取りを怠ると、乾燥時間が長くなったり、においの原因になったりします。
縦型洗濯機のメリット・デメリット
縦型洗濯機のメリット
- 洗浄力が高い:たっぷりの水でもみ洗いするため、泥汚れや食べこぼしなどもしっかり落とせます。
- 本体価格が手ごろ:同じ容量ならドラム式より大幅に安く購入できます。
- コンパクトで設置しやすい:多くの住宅の洗濯機置き場に収まりやすく、引っ越しの際も困りにくいです。
- 洗濯時間が短い:洗濯のみなら、ドラム式よりも短時間で終わる機種が多いです。途中で洗濯物を追加しやすいのも便利なポイントです。
縦型洗濯機のデメリット
- 水の使用量が多い:たっぷりの水で洗うぶん、水道代はドラム式より高くなりがちです。
- 乾燥機能は控えめ:乾燥機能付きモデルもありますが、乾燥に時間と電力がかかり、シワもつきやすい傾向があります。
- 衣類が絡まりやすい:もみ洗いのため、衣類同士が絡まったり、傷んだりすることがあります。洗濯ネットの活用がおすすめです。
乾燥機能で選ぶなら「ヒートポンプ式」がおすすめ
ドラム式洗濯機の乾燥方式には、主にヒートポンプ式とヒーター式の2種類があります。
- ヒートポンプ式:エアコンと同じ仕組みで除湿しながら乾かす方式。比較的低い温度で乾かすため、消費電力が少なく、衣類も縮みにくいのが特徴です。本体価格は高めです。
- ヒーター式:ヒーターの熱風で乾かす方式。本体価格は抑えめですが、消費電力が大きく、高温で乾かすため衣類が縮みやすい傾向があります。
毎日のように乾燥機能を使うなら、長い目で見るとヒートポンプ式のほうが電気代を抑えられるケースが多いです。洗濯機以外の家電の節電方法については、電気代を節約できる家電の使い方20選|今日からできる省エネ術でも詳しく紹介しています。
ライフスタイル別!ドラム式・縦型のおすすめ
一人暮らし:縦型が基本、乾燥重視ならコンパクトなドラム式
一人暮らしの場合、洗濯物の量が少なく、設置スペースも限られることが多いため、5〜7kgの縦型が選びやすいでしょう。ただし、帰宅が遅く部屋干しが中心になる人は、コンパクトなドラム式を選ぶと家事の負担をぐっと減らせます。一人暮らしの家電選び全体については、一人暮らしに本当に必要な家電リスト15選もあわせてご覧ください。
共働き家庭:ドラム式がおすすめ
平日に洗濯物を干したり取り込んだりする時間がとれない共働き家庭には、乾燥まで全自動で終わるドラム式が強い味方になります。夜に洗濯を始めて、朝には乾いた状態で取り出せるので、天気や時間を気にせずに済みます。
子育て家庭・部活をする子どもがいる家庭:汚れ次第で選ぶ
泥だらけのユニフォームや食べこぼしの多い服を洗う機会が多いなら、洗浄力の高い縦型が安心です。一方で、洗濯物の量が多く干す手間を減らしたい場合はドラム式も有力候補。「汚れ落ち」と「時短」のどちらを優先するかで選ぶとよいでしょう。
購入前に必ず確認したい5つのチェックポイント
特にドラム式は本体が大きいため、「買ったのに置けなかった」という失敗が起こりがちです。購入前に次の5点を確認しましょう。
- 洗濯機置き場(防水パン)のサイズ:幅と奥行きを測り、本体の脚が収まるか確認します。
- 搬入経路の幅:玄関、廊下、階段、洗面所の入り口など、本体が通れるか確認します。
- 扉の開く向き(ドラム式):右開き・左開きがあり、壁の位置によっては扉が十分に開かないこともあります。
- 蛇口の高さ:本体の高さが蛇口にぶつからないか確認します。
- ふたを開けるスペース(縦型):上に棚がある場合、ふたが全開できるか確認します。
サイズの確認に不安がある場合は、家電量販店の下見サービスや、メーカーの設置条件ページを活用するのがおすすめです。
よくある質問
Q. ドラム式は本当に汚れが落ちにくいのですか?
A. 普段着の皮脂汚れや汗じみは、ドラム式でも十分に落とせます。苦手なのは主に泥汚れです。泥汚れの多い衣類は、軽く予洗いしてから入れるときれいに仕上がります。
Q. 電気代はどちらが安いですか?
A. 洗濯のみの場合、電気代の差はそれほど大きくありません。差が出るのは乾燥機能を使うときで、ヒートポンプ式のドラム式は縦型の乾燥機能より少ない電力で乾かせる傾向があります。また、ドラム式は水の使用量が少ないため、水道代も抑えやすいです。
Q. ドラム式洗濯機の寿命はどれくらいですか?
A. 洗濯機の寿命は一般的に7〜10年程度が目安とされています。ドラム式・縦型にかかわらず、フィルターの掃除や定期的な槽洗浄を行うことで、長く快適に使いやすくなります。
まとめ:乾燥機能を使うならドラム式、洗浄力と価格なら縦型
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の違いを比較してきました。最後にポイントをおさらいしましょう。
- ドラム式は乾燥機能・節水性・衣類へのやさしさが魅力。共働き家庭や干す手間を減らしたい人におすすめ
- 縦型は洗浄力・価格・コンパクトさが魅力。泥汚れが多い家庭や費用を抑えたい人におすすめ
- 乾燥機能を毎日使うならヒートポンプ式が電気代を抑えやすい
- 購入前に置き場所・搬入経路・扉の向きを必ず確認する
洗濯は毎日のように行う家事だからこそ、自分の暮らしに合った洗濯機を選ぶことで、日々の負担が大きく変わります。「乾燥機能をどれくらい使うか」を軸に考えれば、きっと後悔のない一台が見つかるはずです。
